2018/06/17

ロンドンで生活する為のTips/総論【イギリス:KCL】

ロンドンでの生活って実際どうなん?という人も多いと思うので書いておきましょう。

イギリスは20年ぶりなので、サクッと順応出来た部分と順応しきれない部分があります笑


異国の地で生活する時に気になるのは衣食住+交通手段+治安でしょうか?幼少期に2年ほどイギリスの現地の小学校に通っていたので、多少は詳しいはず…。僕なりに解説しておきたいと思います。


「衣」

日中と夜の寒暖差が大きく、体調を崩しやすい環境です。朝は10度ちょっとしか無いのに、日中は体感30度くらいまで上がるので、真夏の服装をしている人と春服の人が混在しています。パーカーや薄手のダウン、機能系ウェア(登山/自転車/スキー用のミドラー/アウター辺り)が1枚あると重宝すると思います。僕は自転車用のソフトシェルジャケットとゴアテックスのレインウェアを持ち込んでいます。ただ、正直数枚無いと洗濯が追いつかない…。
持ってきた服と気温が釣り合わないと感じたとしても、そこら中に服屋があるので買うのには困らないでしょう。また、子供服にはVATがかかっていないので比較的安価に高級ブランドの服が購入出来ます。日本に無いデザインやブランドもかなりあるので、日本で一式揃えて持ってくるよりも、こちらでその都度買ったほうが面白いかもしれません。


「食」
↑有名なイギリスのフルブレックファスト

これが一番難しいポイントかもしれません。僕は全く問題無く、むしろイギリス飯を美味い美味いと言って食べてしまうのですが、世間では酷評されています笑
イギリス飯の特徴として、”出汁の概念が無いのに味が薄い”+"絶妙な甘みがある"+"ワンプレート全部同じ味になることが多い"という3点が上げられると思います。あと、調理状態にはあまり期待しないほうが良いです。マクドナルドのマックグリドルが無理な人は厳しい…かな?
ただ、イギリスは人種のるつぼとなりつつあり、逆にイギリス飯が食べられる場所を探すほうが難しくなってきています。街を見渡せばイタリアン、中華、トルコ料理、謎和食etc必ず美味しく食べられるお店が複数見つかるはずです。
ちなみに、マクドナルドやケンタッキーフライドチキン、サブウェイなどファストフードのお店も沢山存在していますが、味付けは全部イギリス飯です♡


「住」
↑ロンドンの裏路地

ロンドンオリンピックのおかげで激変しました。公共の場所にあるトイレは臭く汚い場所でしたが、見違えるように綺麗に。一般的だった木の便座も樹脂製のものに変わり、便座に腰を降ろすハードルが下がりました。相変わらず建物は建て替えられないまま中のリフォームを繰り返しているので古さは否めないですが、最近はエリアごとの再開発も盛んに行われているようです。
民泊の普及によりグレーターロンドンの家賃はクソ上がり、東京都内の1.5倍ほど。僕はAirBnBでフラットシェアという形の部屋を抑え、Elephant&Castleの3畳+共同キッチン/シャワー/トイレを月10万円で借りています。
イギリスでは年契約が一般的で3ヶ月という賃貸期間では普通の部屋は借りられない+キングス・カレッジ・ロンドンのキャンパスがロンドンの一等地に存在するため徒歩圏内にあるフラットの相場がめちゃくちゃ高い。など、全ての要素が価格を上げる方向に働いてしまっています。それぞれ家賃が1.2倍くらいになる要素なので、実質的に都内比2倍くらいの価格設定になっています。
ここで一つ忘れてはいけないのが交通費です。都心に住むときにも必ず考えるべきポイントですが、いくら郊外の家賃が安いとはいえ、中心部までの交通費をセットで考えないと結果的に損をするパターンも考えられます。イギリスはzone制で交通費が決まっているので、遠くともzone2~3までにしておかないと結果高くついてしまうことが殆どです。


「交通手段」

交通網に関しては都内よりも利便性が高いと言えるでしょう。600以上のバス路線+やたら深い位置にある地下鉄+道に異常に詳しいタクシー+使い方によっては無限に移動出来るシェアサイクル。どれも東京より優れていると言えます。

Santanderのシェアサイクルが本当に便利なので、1日に公共交通機関を2回以上使うのであれば、シェアサイクルの利用を頭の片隅に入れておいても良いと思います。
ただ、僕はサドルが合わないようで、長時間これで移動すると血尿が…。


「治安」
ここは日本では無い。という一言に尽きるでしょうか…。道1つ入るだけで治安が激変するのがロンドンの特徴。テロが多発しているのも事実です。正直何が起きるかわかりません。必要以上にアンテナを張っていないとヤバイです。という話を笑い飛ばしてしまう人は行かないほうが良いと思います。白人の純イギリス人は現在総人口の半数以下という統計データもあるようで、各エリアに各国からの移民が住んでおり、そのエリアを統治している。ということを頭の片隅に入れておきましょう。僕が20年前に住んでいたブロムリーは白人率が高い地域だったようで、そのエリアと今回住んでいるエリアは本当に違います(汗)
こちらは21時くらいまではバリバリに明るく、22時にやっと真っ暗になるくらいの感じです。僕は非常に治安のよろしくないエリアの端っこに住んでいるので、21時過ぎたら治安のよろしくない道は通らないようにしています。
また、キャッシュレス社会になっている。というのも重要なポイントかもしれません。こっちでキャッシュが必要になるのはコインランドリーと非常に小さなお店だけ。それだけ
治安が悪い。ということです。


と、"ここは中東…作戦地区名 エリア88”とまでは言いませんが、何時でもTシャツ短パンに財布を生身で持って出歩けるのは日本だけ。というのは肝に銘じておいたほうが良いでしょう。どーせ誰かが何かしらのトラブルに巻き込まれるんだろうな。と諦めている藤原でした。(藤原)