こんにちは!菊池です。
もう水曜日だよ!!
トロントに来てはや1週間となります。あっという間です!
こんな調子で3ヶ月なんてあっという間に過ぎちゃうんだろうな、、って思うので!一日一日を悔いなく過ごして、少しでも成長して日本に帰れたらなと思っております!
さて、今日は先週予告した通り奨学金のお話をしていきたいと思います。
留学(私達は海外で授業をとっているわけではないので留学というのは語弊があるのですがここでは便宜上留学とさせていただきます)において最も問題となってくるのは金銭面の問題なのではないでしょうか??
トロントに3ヶ月留学する際にかかる大体の費用をまとめさせていただきます。
・航空券(往復) 240,000円
・宿泊(3食込み) 65,000円×3ヶ月=195,000円
・自転車 10,000円 (電車だと1ヶ月10,000以上)
・生活必需品 3万円くらい?
+α(観光・お土産などなど)
total 約500,000
このように最低でも約50万円くらいはかかってしまいます、、
私は宿泊代とかかなり安く抑えられた上にご飯は3食ホストマザーが用意してくれているので食費もほとんどかかっていません。
激安で留学していると思っていただいていいと思います。
普通はもっとかかります。
さらにカナダより物価の高いアメリカやイギリスなどに行くとなると100万円くらいは想定していたほうがいいと思います。(せっかくだから観光もしたいですしね)
100万円となると学生が頑張ってバイトしてもなかなか厳しい金額だと思います。
ここで利用したいのが奨学金システムです。
大学からの奨学金、一般企業からの奨学金など色々な奨学金がありますが、私が利用したのは『トビタテ!留学JAPAN』という奨学金です。
『トビタテ!留学JAPAN』とは
「文部科学省は、意欲と能力ある全ての日本の若者が、海外留学に自ら一歩を踏み出す機運を醸成することを目的として、2013年10月より留学促進キャンペーン「トビタテ!留学JAPAN」を開始しました。政府だけでなく、社会総掛かりで取り組むことにより大きな効果が得られるものと考え、各分野で活躍されている方々や民間企業か らの御支援や御寄附などにより、官民協働で「グローバル人材育成コミュティ」を形成し、将来世界で活躍できるグローバル人材を育成します。」
つまり民間企業からの日本の若者への期待の詰まったご寄付による返済不要の給与型の奨学金です。
ポスターとか大学に貼ってあるので見たことある方も多いのではないでしょうか?
この奨学金の魅力は給与額が高いのはもちろんのこと、トビタテコミュニティーと呼ばれるコミュニティーの充実だと思います。
トビタテ!留学JAPANは私の8期だと日本全国から1,509人の応募があり、合格は458人です。
この選考を突破してくる学生は将来それぞれの分野で活躍していく方々です。
その方々と繋がれるというのがこの奨学金の大きな魅力です。
トビタテはたくさんの研修があるのでみんなとても仲良くなれます!
私もトビタテで知り合った方々とカナダで合流してナイアガラの滝に観光に行ってきました!
ただこのようなつながりや研修を鬱陶しく思ってしまう方には正直おすすめしない奨学金です、、
では、トビタテ生になるためにはどうすればよいのかご説明したいと思います。
8月 どの分野でどこに留学したいのかをなんとなく決める。トビタテの書類を準備し始める。
10月2日 トビタテ書類〆切
12月18日 書類審査の合格通知が届く
1月14日 2次審査(面接)
2月9日 合格通知が届く
こんな感じです。長かった、、笑
書類審査用の書類の準備、二次面接の準備には相当時間がかかります。早め早めに準備しておいたほうが良いと思います、、!
では、私が実際に面接などを受けてみてトビタテ合格のポイントだな、と思ったことを2点お伝えしようと思います。
1情報収取
これが全てと言っても過言ではない、、!
トビタテはホームページやfacebookなどでたくさんの情報を発信してくれています。
これを読み込むことこそ大切だと思います。
なぜなら、トビタテがほしい学生像がここに書かれているからです。
まずどのような学生がほしいのかを把握し、自分は理想の学生像であるとアピールする。
これができれば受かります 笑
私は書類でも面接でも「エバンジェリスト」「アンバサダー」と連呼しました。
要はちゃんとHP見てるよというアピールを過剰なくらいします。
トビタテのことが大好きでトビタテについてよくリサーチしている学生は当然好印象だと思います。
2やる気に満ち溢れていることを伝える
トビタテのHPを見て、過去の合格生を見てみましょう。
みなさんパッション!!!!って感じです 笑
もちろん、留学に行きたいと考え、トビタテに応募するような方はみなさん熱いものをお持ちだと思います。
ただそれを人に伝えること、表面に出すことが苦手な方も多いと思います。私もそうです。
しかし、熱意は表面に出さなければ伝わりません。
さらにトビタテは熱意を伝えられる学生を求めています。
多少無理をしてでもパッションを伝えましょう 笑
誤解を恐れずに言うと、研修の際に私は正直「パッションの塊のような暑苦しい人がたくさん来るんだろうな~」ととても憂鬱でした。
しかし、実際に同じ班になった方々はどちらかというと普段から熱意をむき出しにしているタイプではなく、面接の時は頑張ったよね~という話で盛り上がりました。
(もちろんみなさん素敵な夢に向かって熱意を持って頑張っている方々ですよ!!)
この時、実際のところどうなのかはわかりませんが、トビタテは必要に応じてテンションが自在にコントロールできるような、パッションを伝えようと思えば伝えられるような人材を求めているのではないかと思いました。
そして確かにその能力は海外に出た際非常によく問われるものだと思います。
ちなみに理系、特に研究で留学する学生さんへ
審査員の方々文系の方が多いです。
そしてみなさんが研究されるのはきっとその分野のことを全く知らない方からしたらなかなか難しい研究だと思います。
誰が聞いてもわかりやすく、キャッチーに、そして将来的に人々の役に立ちそうな夢のある研究だということをアピールした方がいいと思います。
例 ×口腔内において~はバイオフィルムの形成にどう影響するのか
○日本発の予防歯科の新しいメソッドで世界中の口腔衛生の向上を図る
そしてさらにちなみに医科歯科の後輩へ
上の理由から大学の奨学金(奨励賞)に応募する際にトビタテと同じテンションでいくとほぼ間違えなく選考に通りません
(当たり前ですよね 笑)
以上が私の思うトビタテ合格ポイントです!
留学中も意外と研究室などで「お金どうしたの?」って聞かれます。
その時にトビタテの説明をすると日本すごいね!君すごいんだね!!ってなります 笑
トビタテ!留学JAPANで日本代表として留学できることは私にとって大きな自信となり、金銭面だけでなく精神面の支えとなっております。
今後1人でも多くの学生がトビタテ生として世界に羽撃き、留学を通して新しい世界に、新しい自分に出会えることを心より願っております。
大分堅苦しくなってしまった!笑
おしまい٩(๑òωó๑)۶!!
(菊池)