2018/12/20

研究実習発表会

無事、研究実習発表会が終了しました。

過去にこういった内容の報告が無かったようなので、覚えている範囲内で報告させていただきます。(藤原)


ポスター発表会は10月11日に大きくわけて4グループで行われ、4グループそれぞれから選ばれた優秀者が11月30日に行われた学会でパワーポイントのスライドを使って発表。という流れでした。

見事、トロント大学に派遣されていた島田さんが優秀者に選ばれていました。
凄い…。英語で完成させたプレゼンを日本語に変換して、更に質疑応答も…というのは本当に凄いことです。

僕は、以前の記事に、「イギリスでポスターを完成させて帰ってきたので暇です。」と書いたのですが、実は帰ってきてからデザインを小変更していました。Adobeイラストレーターで作成していたので凝りすぎてしまったのはここだけの話です'`,、('∀`) '`,、

*学術ポスターのデザイン。というものに決まりは無いようで、各研究室毎にテンプレがあったりするようです。今回のポスターは全体の構成が研究をしたことの無い人にもわかりやすい。というデザインにしたのですが、どうやら研究発表用のポスターには必要の無い配慮だったようです。

デザインはさておき、印刷が最大の問題点でした。

歯学科の研究発表では1枚刷りポスターは減点の対象となってしまうので、どうやって1枚刷りデザインをA4用紙に出力するか。が結構な問題です。

悩んだ結果、"厚紙にオフセット印刷"という選択肢がベスト。と判断し、印刷業者にA4厚紙出力を頼みました。(紙のトン数は忘れた…)
光沢系写真用紙にインクジェットで印刷。もアリだと思うのですが、個人的に光沢紙が嫌いなのと、インクジェット印刷は万が一水が飛んだ時に色にじみが発生する点を嫌いました。

当日は早めに会場入りし、持参したテープを使って裏で貼り合わせました。(発表当日、大学から貸して頂ける画鋲の本数が限られていたので、枚数が多い人は注意したほうが良さそうでした。)

写真展で鍛えられていたので僕は余裕がありましたが、クオリティを求めるのであれば相当念入りに準備していったほうが良い。というのはどんな分野でも同じですね。


と、ここまでポスターのデザインに全力を注いでいたわけですが、英語で行った研究を日本語で説明、日本語で質疑応答。というのはかなり難しかったです。
・日本語に訳語が無い単語が多い。
・確率された研究手法を用いて結果を出すタイプの研究+新しい手法を探す研究だった。
・新しい手法を見つけたものの、そのインパクトは薄い。
・そもそも現段階では歯科と全く関連性が無い。だって物理化学…。
という数多くのズレをどのように伝えていくか。というのが本当に難しく、またチャレンジングなシチュエーションでした。

歯学部でこういった機会が正規授業の中に組み込まれているのは医科歯科だけのようで、こういった貴重な機会を頂いたことに感謝し、引き続き頑張っていきたいですね。