2022/06/19

渡航前準備 【イギリス:KCL】

はじめまして。2022年度の研究実習でKCLのCCRBの研究室に配属させて頂いているNatsukiと申します。ロンドンに到着して既に2週間が経過しました。そこで、必要だった、または、不必要だったと感じる準備にも触れながら渡航前準備に関して時系列で紹介していこうと思います。

【King's Applyに必要な書類】


コロナウイルスの影響による海外渡航の懸念のため、例年よりも 配属先の研究室が決定したのが遅く、3月の下旬に配属先の先生方に連絡を取り始めました。その際にCVの提出をするのでTMDUの先生方に添削してもらったりなど、事前に準備しておくと早めにコンタクトを取ることが出来ます。するとKCLからオンライン登録(King's Apply)に関するメールを受け取るのでそこに必要な書類や情報をアップロードしていきます。プログラム開始の少なくとも1か月前に登録を済ませる必要があり、これらの書類の審査には時間がかかる上に追加書類を要求されるケースもあるので出来るだけ早めに準備することをお勧めします。必要書類のうち、TMDUに発行を申請するものは主に、英文の在学証明書、英文のGPAを証明するもの、英語能力を証明するレター(Language Proficiency Letter)が あります。それぞれ申請から発行までに最大で10日ほどかかります。Language Proficiency Letterは、KCLの基準をクリアすることを証明するスコアレポート(TOFLEなど)を提出すれば入手する必要はありません。しかし、KCLの英語能力の基準はTMDUが海外派遣に要求する基準よりもかなり高いのでホームページで最新情報を確認した方がいいです。


それ以外にKing's Applyに必要な書類は、パスポートです。通常はUKビザセンターに申請してから受け取りまで1か月ほどかかるとホームページに記載されていましたが、私は3月の上旬に申請したので(4月より空いてるそうです!)1週間ほどで受け取りに行けました。

【航空券・海外旅行保険・計画書などの書類】


次にTMDUに提出が必要な同意書、契約書、研修計画書などを4月上旬までに準備し提出しました。ちなみに研修計画書は奨励賞応募時(今年度は延長して〆切が12月末でした)に同様のものを提出しました。同時期(4月上旬)に往復のフライトチケットを購入しました。この時までに配属先の先生に研修の日程の確認を取っておくとスムーズにE-チケットの購入と研修計画書の作成が出来ます。加えて、フライトチケット決済に使用するクレジットカードの利用付帯の海外旅行保険を使用するかどうかなど、海外旅行保険についてもここで考えておくと後々楽だと思います。研究実習で海外渡航するには、海外安全危機管理サービスであるOSSMAかOSSMAプラスに加入することが必須で、TMDUが推奨する海外旅行保険の項目を満たしているか、手持ちの保険(クレカ、生協など)と合わせて確認してから加入するとよいと思います。

【ステイ先】


4月の中旬にステイ先の申し込みを完了しました。私はエージェントに依頼して物件探し、手続きの仲介をしてもらいaccommodationのようなhostelにしました。日本人も沢山いて安心ですし、色んな国籍の人達と共同ダイニングで料理をしたり、お昼にピクニックしたり、祝日にはバレエを観に行ったり、夜にはパブでお話したりと、充実した日常を体験できるのでお勧めです。他にはフラットシェアやホストファミリー などといったステイスタイルもあり、アプリで物件を探している人もいました。

【JASSO・ワクチン接種証明・SIMカード・オリエンテーションなど】


4月中旬~下旬にかけてJASSO奨学金の募集があり、希望する人は書類を準備して応募します。4月末には海外渡航前オリエンテーションがあり、必ず受けましょう。保険管理センターでの面談も受ける必要があり、これは5月に入ってからでした。 ワクチン接種証明書(アプリと紙のタイプがある。アプリはマイナンバーカードを発行している必要があり、マイナンバーカード発行には1か月ぐらいかかる。紙での発行はオンラインで申請をして2週間ぐらいで届いた。)の発行も念のためしましたが、実際に使用したことはまだありません。5月に入ってからスマホ利用のためのSIMカードを購入しました。行きの飛行機の中でSIMカードを入れ替えて無事ヒースロー空港に到着後からスマホを使うことが出来ました。

【VISA】


イギリスの学生のVISAは2021年の1月から大きく変更され、私たちのような6か月以内の留学には事前申請が不要で、現地の空港での入国審査でStandard Visitor Visaを取得します。(実際には、入国審査で審査官によってはスタンプを押してくれるケースと押してくれないケースがあるようで、スタンプを欲しいと言っておいた方がよいそうです。ちなみに私はそれを知らなかったためスタンプをもらえなかったのですが、今のところ問題ないです、、、)その入国審査のために準備したものは、パスポート、レター(5月の中旬から末にKCLから入学許可のレターが届きました)、航空券、ステイ先を証明するもの、財政証明(私はゆうちょ銀行で日本語のものを申請日に発行してもらいました) です。結局、財政証明は必要なかったです。

【荷造り】


荷造りですが、私は出発1週間前ぐらいから始めて、前日に完了しました。フライトの手荷物や預け荷物の重量制限内に収めるのが意外と困難でした。そのため、嵩張る布団や重い調理器具、消耗品は予め現地のオンラインショップで購入しステイ先に届けておきました。念のため、日本の銀行で外貨両替をしておき、いくらか現金も用意しておきました。持ってきてよかったものは調味料です。ロンドンは物価が高い上に食べ物の味が薄いと個人的に感じているので、自炊することが多いからです。あとは朝と夜が冷えるので長袖の上着は必要です。それ以外は現地でも比較的入手しやすいと思います。持っていかなくてもいいものは、洗濯用洗剤です。ロンドンは硬水なので、硬水に合う現地の洗剤を使ったり、硬水は服が傷みやすいので硬水をを軟水に変える液体を使ったり、使用する洗濯機に合う洗剤を現地で買うことをお勧めします。


ヒースロー空港についてからは、ステイ先までのバス(national express)のチケットとオイスターカード(日本のスイカやPASMOのようなもの)を購入しました。


【ロンドンでよく使うアプリ】

・ What App(登録する電話番号を決めてからがよいと思います。)

・Citymapper(毎日どこかへ行くときに調べるのに便利です。)

・各種学割アプリ(KCLのメアドを受け取ってから登録可能です。)

・スーパーのポイントカード(割引が豊富なので無料のものも多くお勧めです。)

・Microsoft Teams;KCLのアカウント(ミーティングはZoomではなくこれを使うことがほとんどです。)

・Outlook;KCLのアカウント(メールはほとんどこれでします。)

・Amazon uk;6か月間限定の無料学生プライム会員に入会しました。

【渡航前にしといてよかったこと】

・TMDU国際交流のイベントに参加する;TMDUに来ている留学生と沢山話すことが出来、外国人と会話をする練習に良い機会だと思います。KCLに留学経験を持っている留学生からKCLの話を聞いたりなど、心の準備にも良いと思います。

・外務省海外安全ホームページを確認する;事前に準備しておいた方がよいものが見つかります。




今回は以上になります!

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